果物狩りカレンダー 月別で見る旬の収穫体験
果物狩りは一年を通して楽しめるレジャーとして人気があり、季節ごとに異なる果物を体験できることが大きな魅力です。以下の表は、近年で収穫体験ができる主要な果物を月別に整理したもので、計画的な観光や食育にも役立ちます。
果物狩りカレンダー
| 月 |
主な果物 |
| 1月 |
いちご(温室栽培) |
| 2月 |
いちご(温室栽培) |
| 3月 |
いちご、ブルーベリー(地域限定) |
| 4月 |
いちご、さくらんぼ(早生品種) |
| 5月 |
さくらんぼ、ブルーベリー |
| 6月 |
メロン、さくらんぼ、トマト |
| 7月 |
メロン、ブルーベリー、スイカ |
| 8月 |
ブドウ、スイカ、桃 |
| 9月 |
シャインマスカット、梨、柿 |
| 10月 |
みかん、栗、柿 |
| 11月 |
みかん、りんご、柿 |
| 12月 |
いちご(温室栽培)、みかん |
このスケジュールを参考にすれば、家族旅行や週末のレジャーに最適な時期と果物を選ぶことができます。
春(3月〜5月) いちご・ブルーベリーが甘くてジューシー
春は果物狩りが本格的にスタートする季節で、特にいちご狩りは大人にも子供にも大人気です。いちごは糖度が高く、甘みと酸味のバランスが絶妙な紅ほっぺや章姫などが主流です。温室栽培により3月から楽しめ、ブルーベリーの一部品種も温暖な地域で早くから体験可能です。
気温が安定する4月以降は、果実が完熟しやすく、香りや果汁の濃さが際立ちます。春の果物は特に果肉が柔らかく、味に繊細さがあるのが特徴で、収穫体験後にその場で味わえることも多く、人気の理由です。
また、春休みやゴールデンウィークのタイミングと重なることから、家族連れのレジャーとしても非常に適しています。予約が埋まりやすい時期なので、事前のネット予約が推奨されます。
夏(6月〜8月) メロン・トマトで涼を楽しむ甘み体験
暑さが本格化する夏は、みずみずしさと爽快な甘みが際立つ果物が主役になります。中でも人気なのがメロンやトマト、ブルーベリーです。特にメロン狩りは糖度が高く、冷やして食べると格別です。
トマトも野菜の分類に含まれますが、甘味の強いフルーツトマトは果物狩りとして提供されることも多く、子供たちにも人気があります。7月にはスイカや桃も旬を迎え、果肉のジューシーさと果汁の多さが涼しさを引き立ててくれます。
夏の果物狩りでは、冷房設備のある施設や日陰の多い農園を選ぶと、快適に楽しめます。暑さ対策のため、水分補給や帽子の着用も忘れずに。施設によっては、冷えた果物の試食やかき氷のサービスが用意されているところもあります。
秋(9月〜11月) シャインマスカット・柿・栗拾いが充実
秋はまさに味覚狩りの季節で、果物狩りの中でも最もバリエーションが豊かになります。特に注目されるのがシャインマスカット狩りで、皮ごと食べられる爽やかな甘みとパリッとした食感が大人気です。
柿は甘柿と渋柿の品種があり、完熟した果肉の濃厚な味わいが秋の風物詩として愛されています。さらに、栗拾いは果物狩りと少し異なる体験型イベントとして、小さな子どもから大人まで楽しめるアクティビティです。
この時期は天候も安定しており、行楽シーズンにぴったりです。多くの農園で食べ放題プランやお土産付きのパックが提供されているため、コストパフォーマンスも抜群です。秋ならではの甘みと香りを持つ果物は、贈答品としても喜ばれます。
冬(12月〜2月) 温室栽培のいちごや冬季限定イベント
寒さの厳しい冬にも果物狩りができるのは、温室栽培技術の発展によるものです。特に人気なのがいちご狩りで、紅ほっぺ、さがほのか、あまおうなど、香り高く甘みの強い品種が中心です。
温室内は快適な温度に保たれており、寒さを気にせずに体験できます。また、年末年始や冬休みシーズンには、子供向けのイベントや家族で楽しめる季節限定プランが充実しており、観光農園ではいちごを使ったスイーツ体験も開催されています。
農園によっては、ネット予約で割引が適用されたり、オンライン決済対応施設も増えており、利便性も高まっています。冬は果物の選択肢が少ないと思われがちですが、施設選びを工夫すれば十分に満足できる果物狩りが可能です。